准教授 狩川 大輔 Daisuke Karikawa

先端社会工学講座
リスク評価管理学分野
研究室サイト: http://www.takahashi.qse.tohoku.ac.jp/
長江 剛志←狩川 大輔→ドラージュ・レミ

安全を守る人やチームの力を可視化し、伸ばすためのエンジニアリング

○ 先端システムを支える人間

技術の進歩は、これまでになく複雑で高性能な産業システムを実現可能にしました。そのような先端的なシステムを安全かつ安定的に機能させ続けるためには、技術ばかりではなく、オペレーションに携わる人間の役割もますます重要になっています。「先端システムの中の人間」が、本研究室が行っている研究の共通のキーワードです。

○ 高橋・狩川研究室のミッション

「大規模システムの安全性向上」を目標とした幅広い研究を行っている高橋・狩川研究室において、狩川准教授は、主に、航空管制分野を中心とした航空システムの安全に関する教育・研究を担当しています。航空システムの安全の特徴は、気象条件等の様々な環境変化の中で安全性を保つために、人やチームの予見能力や柔軟な対応能力が求められる点です。そのような人間の力を可視化し、それを若手に伝えたり、より高めたりすることをサポートする「技術」を実現できれば、航空分野はもとより様々な産業分野の安全性向上に生かせることでしょう。

本研究室では、認知実験や認知システムシミュレーション等の手法を駆使して、安全を守る人やチームの能力を可視化し、それをさらに伸ばす方法について研究を行っています。また、人間の優れた能力を生かせるような支援システムの実現や、安全性を含めた先端科学技術のメリット・デメリットに関する社会との対話とさらなる相互理解醸成に向けた研究にも取り組んでいます。

人間を対象とした研究ですので、必要とされるのは、純粋な意味での「技術」にとどまりません。カタチなきものにカタチを与え、システマティックに扱うことを可能にする、より広い意味での「技術」「エンジニアリング」についても考えることができるのが本研究室の醍醐味です。